過去の助成実績で見えてくることとは?
補助金や助成金を探してみると、同じような内容の補助金・助成金がたくさんあります。
しかし、仮に同じようなテーマでも、各助成機関が意図する方針の違いから、助成の選定基準は異なっています。
補助金・助成金には、その補助金(各助成機関)ごとに、それぞれ目的や意図する方針があります。
例えば、「農商工連携」関係の補助金・助成金を例に挙げると、この補助金は、農業と商工業が連携した新製品や新サービスを開発していくことが目的です。
それを、経済産業省は「農商工連携」、農林水産省は「六次産業化」と、それぞれ違う名称で、補助金・助成金を出しています。
経済産業省は、重点的に企業の発展を目的としているのに対し、農林水産省は、重点的に農業の発展をその目的としています。
したがって、このケースの場合、経済産業省の補助金に対しては、企業が繁栄するような事業とならなければなりません。
つまり、事業計画はその補助金・助成金(各助成機関)の目的に合致したものでなければならないということです。
したがって、募集要項を読んだだけでは、具体的にどのような事業が対象になるのか、自分達の活動はどうなのか、といった点が必ずしも明らかになるとは限りません。
ちなみに、各助成機関のホームページには、通常前年度までの助成実績(団体名、対象事業名と内容、助成金額など)が掲載されていますので、これを参照することにより、かなり具体的なイメージが湧くと思います。
それを見て傾向と対策を分析した上で、電話などで直接助成機関に問い合わせるとよいでしょう。
申請前の事前相談に応じたり、正式申し込み前のヒアリングを制度化しているところもあります。
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