補助金・助成金申請書のタイトル
補助金・助成金を申請する上で、タイトルはとても重要です。
まずは、タイトルを見ただけで、その事業内容が簡潔にわかるようなタイトルをつけるようにしてください。
また、審査員の目を引き、かつ印象に残る必要がありますから、インパクトがあり、かつ、ありきたりのものではない方がよいと思います。
実際に、平成21年度に採択された中小企業庁が実施している「地域資源∞全国展開プロジェクト」に採用されたタイトルを見てみますと・・・
心に触れる新たな滞在型観光『米沢おかえりプロジェクト』
米沢商工会議所(山形県)の事業です。
「心に触れる」「おかえりプロジェクト」というのが、目を引くアイキャッチでもあるし、事業内容を想起できるものとなっています。
このタイトルから、心の癒しや温かみを求める滞在型の観光のプロジェクトをするんだなと事業内容がわかりますね。
有害から有用へ「エゾシカ」の地域資源化プロジェクト
北海道商工会連合会(北海道)の事業です。
「有害から有用へ」で現在置かれているエゾシカの立場もよくわかります。
そうした有害であるエゾシカをどう活用するのか、興味深いところです。
また、「えっ、まさかエゾシカを使うの?」という意外性もありますね。
申請書がこういったタイトルだったら?
例えば、米沢商工会議所の事業のタイトルを考えてみます。
心に触れる新たな滞在型観光『米沢おかえりプロジェクト』
米沢滞在型観光開発事業
だとしたら、どうでしょう。
どちらも同じ内容の事業を表しているのですが、
後者はなんとなくわかりにくく、面白みがなくインパクトが弱いですね。
このようにみなさんタイトルに工夫をしていることがわかると思います。
上手なタイトルを作るためには
上手なタイトルを作るためには、まずは、事業に関する「キーワード」をたくさん集めてください。
できれば、複数の人に関連するキーワードを考えてもらいます。
同じ内容でも、カタカナ表記にしたり、漢字をひらがなにしたりと、イメージをなるべく多く出します。
それから、それらをつなぎ合わせてインパクトがあり、わかりやすいもので、タイトルを作っていくとよいでしょう。
ちなみに、タイトルに専門用語を入れすぎると何のことかわかりませんので気をつけてください。
<参考>
キーワードや類語を見つけるためのサイト
類語辞典
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