採択されるストーリーとは?
補助金・助成金の採択は、ほとんどが書類審査となります。
ですから、申請書の書き方は非常に重要です。ここでは採択されるストーリーの事例をご紹介したいと思います。
地場の特産物を活用した新製品開発の申請書の例を挙げてみます。
ほとんどの申請書
ほとんどの補助金・助成金申請書は、下記のようなストーリーで構成されています。
一見するとよくできているようなストーリーなのですが、実は説得力が弱いストーリーとなっています。
既存品
改 良
展示会などへの出展
販 売
魅力的な申請書
魅力的な補助金・助成金申請書は下記のようになります。
試行錯誤や反省点をふまえ具体的な取り組みを示したストーリーがあること。
また、明確な事業化への確証を入れるようにします。
従前からの取り組み
ここまではやってきた、ただ「この部分が足りない」など、今までやってきたことと反省点を踏まえたうえで、何をやるのかを書きます。
潜在的なニーズ
作れるから作るのではなく、本当に消費者がほしがる商品ですか?
できれば具体的な数字をあげて説明します。
斬新なアイディア
他の既存商品との差別化が明確か?何が違うのか?
「安い!」だけの差別化では、他から追随されてしまいます。値段以外の付加価値が必要です。
新製品開発
生産体制が整っているか?(地元でできるか)
販売体制が整っているか?
新販路開拓
事業化が実現可能か?
継続可能性
長期計画を持っているか?
ワンポイントアドバイス
・5W1Hを常に意識した事業を提案する。
「何を、誰が、誰に、いつ、どこでどうやって、いくらで」
・「作れるから作る」ではなく、「消費者が欲しいものを作る」。
・コスト意識を徹底する。
コスト意識が甘い申請書が多いようです。審査ではコストを重要視します。
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